2024.07.05 ニュース

2024年度「東京都貨物輸送評価制度」認定セレモニーを開催
~評価認定を受けたGEP参加事業者が列席~

(一社)東京都トラック協会グリーン・エコプロジェクト主催により、2024年7月4日、東京都が貨物運送事業者を評価する「東京都貨物輸送評価制度」の2024年度認定セレモニーを新宿区の全日本トラック総合会館で開催しました。
ご来賓として東京都環境局の松本明子環境局長、丹野紀子環境改善技術担当部長、吉迫武自動車環境課長・自動車環境課の幹部の方々にご臨席いただきました。


 
東ト協からは竹内副会長・環境委員長が同席し、竹内副会長が水野会長の挨拶を代読する形で「今年の東京都貨物輸送評価制度の評価を受けられた皆様に対し、お祝いを申し上げます。大変おめでとうございます。今年は、グリーン・エコプロジェクト参加事業者からの申請も昨年より6社増え、過去最高の339社が東京都により評価認定されたことは、大変喜ばしく思います。
東京都は、2050年までにCO2排出を実質ゼロにする「ゼロエミッション東京」の実現を目指し、運輸部門へのゼロエミッションビーグルの普及に向け、電気および燃料電池トラック導入への支援策を講じるなど、新たな施策を打ち出しています。当協会では、こうした東京都の環境施策に貢献するためにも、グリーン・エコプロジェクト事業を中心に、東京都貨物輸送評価制度への取り組みを進め、率先して実行していくべきものと考えています。グリーン・エコプロジェクトを中心とした取り組みを実施し、東京都からの更なるご支援ご協力を賜り、会員の皆様の力を結集して、環境と安全のため、更なる貢献をして参ります。」と主催者挨拶を行いました。

ご来賓の松本環境局長からは、「トラック輸送は平常時には経済を支える物流の根幹であり、また、災害時には様々な物資輸送の役割を果たすもので、国民の生活と日本の経済活動に欠かすことのできない大変重要なライフラインです。しかしながら、2024年問題をはじめ、原油価格の高騰による燃料の高止まりなど、トラック運送業界の皆様が非常に厳しい状況に直面されているとも伺っております。
今年は貨物輸送評価制度を開始してから12年目に当たり、評価を取得された事業者様は410社となり、制度の普及が着実に進んでいると実感しています。また、長きに亘り、積極的に継続してエコドライブに取り組んでいる事業者の皆様には、改めて敬意を表します。皆様のご努力もあり、都内の運輸部門におけるCO2の排出量は減少傾向にあります。都といたしましては、今後とも東京都トラック協会の皆様とともに、この貨物輸送評価制度など運輸部門におけるCO2削減を一層推進し、ゼロエミッション東京の実現を目指していきたいと考えています。今後ともご協力の程、宜しくお願い申し上げます。」とご祝辞をいただきました。
 

 
続いて、丹野環境改善技術担当部長より「日頃よりエコドライブの取り組み、とりわけ燃費管理について大変なご努力に対し、深く敬意を表する次第です。本制度の目的は貨物輸送事業者のエコドライブの取り組みを評価し、星の数で見える化、これにより評価された事業者が荷主の方に優先的に選択され、受注機会が拡大することで、運送事業からのCO2の排出削減を図っていくことを大きな狙いとしています。加えて、全社をあげた管理体制の構築、ドライバーに対するエコドライブや安全運転等の教育訓練を継続して行っていくことに、大きな価値があると考えています。
こうした取り組みをさらに進めていくため、事業者の方々がメリットを実感できる仕組みが重要であり、荷主側が評価取得事業者を優先的に選択する環境の整備に向けて、引き続き荷主団体への働きかけを行って参ります。また、都は、今年度から、三つ星評価を取得した運送事業者を利用した中小事業者の荷主に対し、運送にかかる経費の一部を補助する事業を開始しました。これからも、優良事業者の取り組みを紹介するセミナーや、評価取得者を紹介する専用のホームページの活用など、情報をしっかりと発信し、皆様と共に、本制度を更に前に進めていく所存です。また、ぜひとも同業の方々へ本制度の参加を働きかけていただければ幸いです。」と期待を述べられました。



その後、今年度の評価認定を受けたグリーン・エコプロジェクト参加事業者の発表を行い、評価事業者を代表して、三つ星評価の加賀運送有限会社の内田取締役に松本局長より評価証明書が授与されました。
続いて、10年連続して評価認定を受けた事業者と5年連続して評価認定を受けた事業者の発表を行い、10年連続評価認定事業者を代表して千代田運輸株式会社の井出様が松本局長より、5年連続評価認定事業者を代表して株式会社アライアンス・コーポレーションの梅田様が丹野部長より、それぞれ連続評価取得認定書を授与されました。

評価事業者を代表して挨拶をした新聞輸送株式会社の田中社長は、「本年度で評価取得は12年目となる。グリーン・エコプロジェクトから燃費管理の取り組みを始め、そこから東京都貨物輸送評価制度にチャレンジするということになった。最初は消極的な意見もあったが、評価取得を継続していくうちに各ドライバーが他のドライバーとの燃費の差を意識し、どうすれば燃費が改善するのかを考え、取り組むようになった。長く続けていくうちに事故減少などの効果も表れてきている。今後も会社一丸となって、15年、20年と継続して評価を取得していきたい。」と今後の抱負を述べました。

 

〇東京都 報道発表資料(令和6年6月27日付)

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