2022.07.27 ニュース

2022年度「東京都貨物輸送評価制度」認定セレモニーを開催 ~評価認定を受けたGEP参加事業者323社を対象~

(一社)東京都トラック協会グリーン・エコプロジェクト主催により、2022年7月6日、東京都が貨物運送事業者を評価する「貨物輸送評価制度」の2022年度認定セレモニーを新宿区の京王プラザホテルで開催しました。
今回のセレモニーでは、コロナウイルス感染症拡大防止対策として、WEBでの配信(ZOOM)も行いました。
ご来賓として東京都環境局の栗岡祥一局長、鈴木研二環境改善部長・吉迫武自動車環境課長・自動車環境課の幹部の方々にご臨席いただきました。
 
写真
 
東ト協からは浅井会長、竹内副会長・環境委員長が同席し、浅井会長が
「エッセンシャルワーカーとして日々業務に向かい物流の第一線でトラック輸送に携わる皆様方には、心より敬意を表するとともに、生活の一翼を担う存在であることを誇りに思います。本年度の東京都貨物輸送評価制度では、グリーン・エコプロジェクト参加事業者からの申請も昨年より13社増え、過去最大の323社が東京都により評価認定され、大変喜ばしく思います。

昨今の温暖化により、世界的にも気候変動問題への取り組み強化が求められ、環境対策は都民を始め、国民や荷主も最重要課題であることから業界としての対策を率先して講じてくべきと考えます。当協会では、グリーン・エコプロジェクトを中心に東京都からの更なるご支援ご協力を賜り、会員の皆様の力を結集して、環境と安全のため、更なる貢献をして参ります。」と主催者挨拶を行いました。

ご来賓の栗岡局長からは、
「トラック輸送は平常時には経済を支える物流の根幹であり、また、災害時には様々な物資輸送の役割を果たすもので、国民の生活と日本の経済活動に欠かすことのできない大変重要なライフラインです。

今年は貨物輸送評価制度を開始してから10年目に当たり、初年度に評価を取得された事業者様は115社でしたが今年は390社となり、制度の普及が着実に進んでいると実感しています。また、10年目の節目に当たり、10年連続取得事業者の表彰を新たに設け、10年という長きに亘り積極的に継続してエコドライブに取り組んでいる事業者の皆様には改めて敬意を表します。皆様のご努力もあり都内の運輸部門におけるCO2の排出量は減少傾向にあります。都といたしましては今後とも東京都トラック協会の皆様とともにこの貨物輸送評価制度など運輸部門におけるCO2削減を一層推進し、ゼロエミッション東京の実現を目指していきたいと考えています。今後ともご協力の程宜しくお願い申し上げます。」とご祝辞をいただきました。
 
写真
 
続いて、鈴木部長より
「評価を受けるにあたり日頃よりエコドライブの取り組み、とりわけ燃費管理について皆様の日ごろのご努力に敬意を表したいと思います。本制度の目的は貨物輸送事業者のエコドライブの取り組みを評価し、星の数で見える化、これにより評価された事業者が荷主の方に優先的に選択され受注機会が拡大することによりまして運送事業者からCO2の排出削減を図っていくことを大きな狙いとしています。この制度では星の数を増やすよう努力することも大事ですが、その過程において全社をあげた管理体制の構築やドライバーに対するエコドライブや安全運転等の教育訓練を継続して行っていくことに大きな価値があると考えています。こうした取り組みをさらに進めていくためには日々環境負荷の低減に取り組んでいる事業者の方々がメリットを実感できる仕組みが重要であり、荷主団体を訪問し評価を取得した事業者を優先的に利用いただけるよう働きかけをおこなっております。今年度よりホームページを活用して荷主に向けた評価取得者の情報発信を強化し制度の更なる普及に努めてまいりますのでご協力を宜しくお願いします。また、ぜひとも同業の方々へ本制度の参加を働きかけていただければ幸いです。」と期待を述べられました。


 
写真
 
その後、今年度の評価事業者都連続評価事業者の認定を受けたグリーン・エコプロジェクト参加事業者の発表を行い、評価事業者並びに10年連続評価認定事業者を代表して三つ星評価・10年連続表彰の有限会社柳沢運輸の栁沢社長に栗岡局長より評価証明書と連続評価認定書を授与され、代表挨拶で栁沢社長は、
「平成18年7月にグリーン・エコプロジェクトに参加・開始しこの7月で17年目になった。エコドライブ活動の基本である、ゆっくり発進、ゆっくり停止を指導していくことが困難ではないかというのが本音であったが、日々意識改革が行われ、ドライバーも今では当たり前のようにエコドライブを実践しており、本日のような成果を残すことができました。今後、この人・環境・車に優しいエコドライブ活動を会社が続く限り社員一同継続していこうと思います。」と今後の抱負を述べた。

続いて、5年連続して評価認定を受けた事業者の表彰後、代表して相川運送有限会社の相川社長が鈴木部長より連続評価取得認定書を授与され、代表挨拶では「これまでの取り組みを振り返えると、全体の安全会議を通じてエコドライブに関心・興味を持ってもらうことに力を入れてきた結果であった。また、クリアスカイサポーターの啓発活動も併せてやってきていてよかったと思います。従業員一同力を併せて10年連続表彰を受賞できるように頑張っていきたい。」と決意を述べました。
 
写真
 
閉会の挨拶では竹内副会長・環境委員長が
「本日のセレモニーは、こうして盛大に開催できましたこと心より感謝申し上げます。GEP参加事業者の皆さま方の環境に対する取り組みを東京都がしっかりと受け止めて認めてくださることは、トラック運送事業者にとって更なる励みとなっております。弊社も10年連続評価を取得でき感謝しております。評価取得事業者は国内のトラック運送事業者におけるトップランナーであり、業界のリーディングカンパニーです。これからも、荷主や都民に愛されるトラック運送事業者として、一緒に頑張って参りましょう。」と述べ、セレモニーを閉会した。


写真

 

 

 

〇東京都 報道発表資料(令和4年6月30日付)

参加はこちら参加はこちら

お問い合わせお問い合わせ

東京都貨物輸送
評価制度のご案内東京都貨物輸送評価制度のご案内

東京都貨物輸送
評価制度について東京都貨物輸送評価制度について

PAGE TOP